ドジャース佐々木朗希投手(24)が、別人と思わせるほどの安定感で今季5勝目を挙げた。マリナーズ戦に先発し、5回1/3を5安打2失点、7奪三振。最速は101・5マイル(約163キロ)をマークした。7回1失点と好投した前回登板に続き、2戦2勝。「ストレートもタイミングを見ながら投げてましたし、ファウルを狙いにいくカウントだったり、球速差で空振りを狙いにいくところもありますし、ある程度力を入れた場面でも、いいところに行ったりするので、そこは徐々に良くなってるなとは思います」と振り返った。

この日はシーズン平均と比較し、スプリット、直球ともに1マイル(約1・6キロ)前後、球速が上がった。「試行錯誤してきたフォームが良くなってきて、それが結果的にフォークにいい影響を与えている」と手応えがある一方で、課題も残った。5回までリズム良く快投を演じたが、6回に連続長打など3安打で2失点し、2四球で1死満塁とピンチを広げたところで降板。「配球的なことは今後も試合があるので、あんまり深くはしゃべれないですけど、組み立て的にもう少し工夫できた」と振り返った。

前半戦の終盤は打ち込まれたが、後半戦は3試合の登板で防御率1・50と安定感がある。ロバーツ監督からは、「以前とは別人に見えるだろう。より一層、自信が芽生えている。速球、スプリット、スライダーの制球、すべて良かった」と高く評価された。

昨季はシーズン終盤からポストシーズンにかけて中継ぎに配置転換され、ワールドシリーズ2連覇に貢献。今季は先発として19試合を投げ、ローテーションを守っている。「またポストシーズンだったりはまた別のものだと思うので、そこら辺はシーズン終わってから考えればいいのかなと思うので、今は与えられてる仕事を精いっぱいやりたい」と、頼もしく話した。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)

◆佐々木の前後半データ比較 佐々木はオールスター前までの防御率5・33だったが、後半は1・50と別人のようになっている。大差があるのが被本塁打と長打率。前半は81回で19本塁打と、ほぼ4イニングで1本打たれていたが、後半は18回で1本のみ。長打率4割9分7厘から3割3分9厘に減少した。今季の被本塁打は20本中11本が直球。前半戦の直球の平均球速は97・8マイル(157・4キロ)だったが、後半は3試合は100・1マイル(161・1キロ)→98・6マイル(158・7キロ)→99・1マイル(159・5キロ)。直球の威力が増し、球宴休みのリフレッシュ効果が如実に表れている。

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