<レッドソックス18-6ブルージェイズ>◇13日(日本時間14日)◇フェンウェイパーク

 レッドソックス田沢純一投手(25)が13日、739日ぶりの復帰マウンドで完全復活を印象づけた。昇格して即登板となったこの日は、大量13点リードの最終回を任され、二塁打2本で1点を失ったものの、27球のうち17球で90マイル台を計測。最速93マイル(約150キロ)を6球投じるなど、42本塁打の大砲バティスタから空振り三振を奪った。

 09年4月に右肘再建術に踏み切った。長期間のリハビリを強いられる半面、移植した腱(けん)で患部を強化することにより球威がアップする選手も多い。田沢も「2年前はファウルされたストレートで、空振りが取れるようになってきた。今までやってきたことが正解だったのかなと思う」と、自信を持って合流した。本拠地でウェークフィールドの200勝に立ち会い、「そこに関われてうれしい。残り少ないけど、何とかアピールしたい」とプレーオフのメンバー入りにも意欲を燃やした。