本拠地へ戻ったフィリーズのマニエル監督は、改めて連覇への自信を見せた。第2戦で逆転負けしたとはいえ、敵地で1勝1敗の結果は予想通り。「(残りの)5試合で3勝するシリーズになったが、我々の地元だし、うちの球場はすごいエネルギーなどを出してくれるからね」。本拠地でのポストシーズンは昨季は全勝、今季も地区シリーズ(対ロッキーズ)の1敗だけで、昨季から11勝1敗の強さを誇る。

 先発予定の左腕のハメルズにしても、今ポストシーズン3試合で1勝1敗、防御率6・75と、ここまで本調子ではないが、心身ともに不安はない。「すべては制球力次第。次の打者やその後のことなど考えず、目の前の1球に集中するだけだね」。レイズ相手の昨年Wシリーズでも、同じ1勝1敗から本拠地で3連勝。控え野手のドッブスがインフルエンザで離脱していることを除けば、世界一への流れは決して悪くない。