首都大学野球1部の日体大が20日、横浜市内のグラウンドで練習納めを行った。

掃除の後でグラウンドに集合してミーティングを行い、全員が輪になって一本締めで21年シーズンを終えた。

二刀流として来秋ドラフト候補に挙がる左腕、矢沢宏太投手(3年=藤嶺藤沢)は、今秋リーグ戦で自己最速150キロをマークした。7試合に登板して3勝2敗、防御率は2・00。3完封を挙げ「投手として成長できた1年でした」と振り返った。

オフの間は、体力強化に重点を置く。来年は、ドラフト候補として注目を集めるシーズンになる。「日体大に入ると決めた時から、22年のドラフト1位を目標にしてきた。もっと成長したいですし、来年はすごく楽しみだなと思います」と笑顔で話した。

今秋は投手でベストナインを獲得。昨秋には外野手でベストナインを受賞しており、表彰でも“二刀流”を達成。来年に向けては「最優秀投手と首位打者を目指したい」と目標を掲げた。