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西口「4年で名球会入り」誓う

14年目のシーズンへ向け、頭髪を短く刈り上げた西口(撮影・山内崇章)
14年目のシーズンへ向け、頭髪を短く刈り上げた西口(撮影・山内崇章)

 西武の熟年エース西口文也投手(35)が20日、「4年で名球会入り」の誓いを立てた。18日まで沖縄で自主トレを行い、この日から所沢市の西武第2球場で練習を再開。あと49勝で到達する200勝に関し「ここまできたら狙えない数字じゃない。4年でできれば申し分ない。今年の結果がカギになる」と話した。大卒13年で2ケタ勝利を9度記録。勝ち方を熟知するベテランは、大台を鮮明に視界に入れた。

 今年にかける思いの強さは、チーム再建への責任も重なる。打線では、和田、カブレラの主軸が抜けた。チームの浮沈は投手力にかかっていることを自覚している。「今年は若いやつらの尻をたたきながら自分も便乗する。投手で勝った黄金時代の西武を取り戻したい」。

 年明けから12日間、沖縄で投げ込みと走り込みを徹底した。元同僚のレッドソックス松坂も途中参加し、熱い野球論にも花を咲かせた。今年はスロー調整を回避し、5年ぶりに1軍キャンプでスタートする。キャンプに備えて髪も短く丸めた。「最低でも自分の背番号(13)は勝つ」。温厚な性格の西口だが、今年は目の色が違う。【山内崇章】

[2008年1月21日9時22分 紙面から]

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