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由規ハイペース調整に「ストップ指令」

ヤクルト佐藤由はブルペンでの投球中に指先を気にする(撮影・松本俊)
ヤクルト佐藤由はブルペンでの投球中に指先を気にする(撮影・松本俊)

 飛ばしすぎのヤクルト高校生ドラフト1巡目ルーキー佐藤由規投手(18=仙台育英)へ、ついに「ストップ指令」がかかった。埼玉・戸田グラウンドで行われた20日の新人合同自主トレで、2日続けてブルペン入り。変化球も織り交ぜながら41球を投げ込んだが、右手人さし指の皮がむけるハプニングに見舞われた。ハイペースな調整に、周囲からはブレーキがかかった。

 はやる思いと調整に、ついに「待った」だ。前日に続いて、ブルペンで連投した佐藤由の投球を見守ったスタッフから「十分いい状態でやっているけど、焦ってもね。誰か抑えていかないといけない」と、ハイペース調整を危惧(きぐ)する声が相次いで飛んだ。

 投げながら最速157キロの肩と下半身を鍛え上げてきた。本人も「筋肉痛とかもないし、高校の時と同じでやっているんですけど」と、戸惑いを隠せない。それでも「(周囲から)言われて初めてそうかなと思いました」と、助言には素直に耳を傾けた。21日は肩を休め、22日にも予定している投球練習は「軽めで」とペースダウンする。

 投球練習中、人さし指にボールの縫い目がかかって皮もむけたが「マメはしょっちゅうで、そんなに気にならなかった」と、意に介していない。一方で前夜、頭をかいた際に髪の毛が右手親指に刺さり、つめ切りで抜こうと約1時間奮闘してできた傷から流血。“血染めのボール”でのピッチングとなっていたことを、笑顔交じりに明かした。

 合同自主トレも後半に差し掛かり、ペースアップを考えて「昨日(19日)より少し上げた」と、勢いのある速球や高速スライダーを投げ込んでいた。キャンプインまでには50球程度まで球数は増やすつもりで、再びアクセルを踏み込む日に備えて、息を整えていく。【松本俊】

[2008年1月21日9時25分 紙面から]

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