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2010年8月30日

ドラフト注目選手・吉川大幾(PL学園)

第91回全国高校野球選手権大会 県岐阜商対PL学園 吉川大幾が左中間ソロ本塁打を放つ。

 最後の夏は4回戦で優勝した履正社に敗れ、3度目の甲子園の土を踏むことはできなかった。それでも吉川の評価が下がることはない。履正社のT−山田こと山田哲人内野手と並ぶ高校生トップクラスの野手であるのは間違いない。

 名門PL学園で1年秋からベンチ入り。175センチ、68キロと体はけっして大きくない。それでも50メートル5・9秒、遠投115メートルのずば抜けた身体能力を武器に、2年春のセンバツにレギュラー中堅手として出場。2試合で2本の三塁打を放ち、2盗塁を決めた。そして吉川の名前を一躍有名にしたのが2年夏の大阪大会。決勝での2本を含む5本塁打を放った。これは大先輩の清原和博氏の2年時の4本を上回る「記録」。甲子園でも県岐阜商戦で本塁打を放つなど3拍子揃った野手としてドラフト候補に浮上した。

 ポジションは外野のほか、ショートもできる。昨秋の公式戦後から練習を始めたばかりだが、持ち前のセンスの良さで華麗なプレーも披露できるまでに上達した。俊足、強肩、強打で内外野もこなせるとなればプロ側も歓迎だろう。 多数のプロ選手を輩出しているPL学園。それでも近年は07年小窪(青学大経由で広島)06年前田健太(広島1位)が指名されたのみ。今年は吉川のほかにも勧野甲輝内野手、多司将仁投手がドラフト候補に挙げられている。最終学年で甲子園に出られなかった悔しさはプロの舞台で晴らす。【福田豊】

 ◆吉川大幾(よしかわ・だいき)1992年(平4)8月21日、大阪市生まれ。五条小1年から五条パレスで投手としてソフトボールを始め、同6年から葛城JFKボーイズで硬式野球を始める。夕陽丘中ではナガセタイガースに所属。PL学園では1年秋から背番号13でベンチ入りし、2年春からレギュラー。甲子園には2年の春夏に出場し16打数4安打1ホーマー。高校通算本塁打は23本。175センチ、68キロ。右投げ右打ち。

ドラフト2010
小関順二(こせき・じゅんじ)
 1952年生まれ、神奈川県出身。日大芸術学部卒。会社勤めのかたわら「ドラフト会議倶楽部」を主宰。本番のドラフト会議直前に「模擬ドラフト会議」を開催し注目される。その後スポーツライターに転身。アマチュア野球を中心に年間200試合以上を生観戦。右手にペン、左手にストップウォッチを持って選手の動きに目を光らせる。著書に「プロ野球問題だらけの12球団」ほか多数。家族は夫人と1女。
矢島彩(やじま・あや)
 1984年生まれ、神奈川県出身。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代にアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。大学卒業後フリーライターに。雑誌「アマチュア野球」(日刊スポーツ出版社)などに執筆中。好きな食べ物は広島風お好み焼きと焼き鳥(ただしお酒は飲めません)。趣味は水泳。
福田豊(ふくだ・ゆたか)
 1962年生まれ、静岡県出身。85年日刊スポーツ新聞社入社。野球記者を11年。巨人、西武、日本ハム、アマ野球、連盟などを担当。野球デスクを7年勤めた後、2年間の北海道日刊スポーツ出向などを経て、現在は毎朝6時半出社で「ニッカンスポーツ・コム」の編集を担当。取材で世話になった伝説のスカウト、木庭教(きにわ・さとし)さん(故人)を野球の師と仰ぐ。「ふくださん」の名前でツイート中。

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