プロボクシング元IBF世界バンタム級王者で同スーパーバンタム級1位の西田凌佑(29=六島)が世界2階級制覇を誓った。トヨタアリーナ東京で同級2位のサム・グッドマン(27=オーストラリア)との同級暫定王座決定戦(27日、トヨタアリーナ東京)を2日後に控えた25日、都内で会見に臨み「1度負けて、再起して世界チャンピオンになると決めてやってきたので、絶対に取りたい。明日はチャンスをつかみたい」と決意を語った。

西田は24年5月にエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ちを収めて、IBF世界バンタム級王座を獲得したが、初防衛後の25年6月、当時のWBC世界同級王者中谷潤人(M・T)との王座統一戦に臨み、3回に右肩を脱臼し、6回終了後に棄権してTKO負け。もともと減量が苦しかったことから、1・8キロ重いスーパーバンタム級で再起した。

「減量の負担が減ったので、最後まで集中して練習できた。練習で特別に何かを変えたことはない」と西田。会見でグッドマンと対面して「思ったより体は大きくないけど、どっしりして気持ちが強そう。激しい試合になる」と予想した。

今回の暫定王座決定戦は、同級世界4団体統一王者の井上尚弥(33=大橋)の防衛戦が来年以降となることを考慮し、IBFが6月の年次総会で開催を決め、西田とグッドマンに対戦指令を出した。

同興行ではWBC世界バンタム級王者の井上拓真(30=大橋)と同級1位の那須川天心(27=帝拳)の再戦がメインイベント。21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBC世界スーパーフライ級1位坪井智也(30=帝拳)が同級2位リカルド・マラジカ(27=南アフリカ)と同級王座決定戦に挑むなど、4大世界戦として開催される。【首藤正徳】