インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽が、勢いに乗る挑戦者の高見汐珠を10分44秒、リング・ア・ベルで破り、5度目の防衛に成功した。試合後には12月の米テキサス大会で海外選手を相手にしたタイトルマッチを熱望した。
序盤から汐珠のスピードに翻弄(ほんろう)されながらも、鈴芽は変形サーフボードストレッチやハチノス・エイトノットで反撃。汐珠も反転式ミサイルキックやコアラクラッチで攻め込み、一進一退の攻防を繰り広げた。終盤、鈴芽がフェースクラッシャー5連発から熨斗紙を決めて追い込んだが、汐珠も丸め込みで粘りを見せる。最後は汐珠のジャックナイフをカウント2.9で返した鈴芽が、カウンターのリング・ア・ベルで3カウントを奪った。
試合後、鈴芽は「イケイケドンドン、めっちゃ疲れたー」と苦笑い。「勢いの最高潮にいる高見汐珠を相手に防衛できたことで、このベルトはもっともっとキラキラした。私もこのベルトと一緒にもっと成長しなきゃダメだと思いました」と充実感を漂わせた。
さらに「来月12月、テキサス大会があります。そこでずっと言っていた海外の選手と海外でタイトルマッチがしたい」と希望を口にした。「このもっともっと輝いたベルトをアメリカでも防衛して、よりインターナショナル・プリンセスの存在になっていこうと思います」と海外防衛への意欲を示した。
一方、2度目の同王座挑戦も実らなかった汐珠は、試合後に倒れ込みながら「鈴芽さん、めっちゃ強かったー! でも負けたけど勢いはあったし、すごいプロレス好きって思いました」と振り返った。
前哨戦を含めた一連の闘いについても「その過程ですごい成長できたし、人としてもすごい楽しかった。ベルトを取りたいってもっと思っちゃって、どうしようって感じです」と王座への思いを強めた様子。「勢いの限界って多分ないからね。これから上がっていくだけ」と再挑戦に向けて前を向いた。

