ビッグネームとの対戦実現へ、WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が臨戦態勢の準備に入った。7月12日にロブ・ブラント(米国)との再戦を制し、同王座に返り咲いた村田は1日、都内の所属ジムで本格始動。同級トップのWBAスーパー、WBCフランチャイズ、IBF王者アルバレス(メキシコ)、元3団体統一王者ゴロフキン(カザフスタン)との対戦実現に向け「やりたいですね。絶対、面白い試合しますし。勝ちますと言える相手ではないですが、今の僕がやったら面白い。お客さんが見たいと思うだろうし、それをやるのが僕の仕事」と見据えた。

この日もミット打ちなど始動とは思えない通常メニューを消化。まだアルバレスもゴロフキンも次戦は未定のため、浜田代表も「いつでもできるように、いつ声がかかってもいいように準備させたい」と年内予定の次戦に向けてスタンバイさせる方針を示した。