鈴木みのる、永田裕志の55歳、同学年コンビが、ついに和解し、永田が涙した。両者は鈴木が、成田蓮&エル・デスペラードとトリオを結成。永田が、海野翔太&マスター・ワトと組み、7番勝負最終戦に臨んだ。試合後に永田と鈴木はビンタのラリーから、永田が1発多く見舞うと、まさかの握手を交わした。高校のアマチュアレスリングからしのぎを削ってきた仲。永田は「戦い始めて40年。殴り合ったのは、プロに入ってから。この男とは絶対、交わるとは思わなかった。不思議な感覚ですよ」としみじみ語り出した。
これを聞いていた鈴木は「お前には、負けねぇよ。お前にだけは負けねぇよ。お前にだけは負けねぇよ。1万回誰かに負けようが、お前にだけは負けねぇよ。今も心は変わっちゃいない。今もお前のことは大嫌いなままだ。だけどな、1カ月毎日殴り合ってみろよ。1回ぐらいいいだろ」と長きにわたる7番勝負を振り返り、ニヤリと笑った。
そして続けた。「このシリーズ、途中でお前が言っていた、ストロングスタイル、どうこうとか、言っていたよな。それは分からねぇよ。だけど、お前の分からねぇこと、俺は知っているんだよ。それは間違いねぇんだよ。お前の持っている、そのストロングスタイル、俺の持っている、俺の心の中にあるこのストロングスタイル、合わせたら、強いんじゃないの?」とベテランが手を取り合う時が来たようだ。
鈴木が「お前よ、すぐ50何歳とか言うけどよ、関係ねぇぞ。強いやつがつぇんだよ。行くぞ」と先にバックステージを後にすると、じーっと聞いていた永田の目には涙があふれた。「プロレス入って31年。こんなこともあるんですね。だからやめられないっすよ」と感極まっていた。

