青柳兄弟が地元松本でそろって王座に挑戦。セミファイナルで弟の青柳亮生(25)が、世界ジュニアヘビー級王者の吉岡世起(37)を破って3度目の戴冠を果たした。

一方、兄の青柳優馬(29)はメインイベントで3冠ヘビー級王者斉藤ジュン(38)に挑んだ。死闘の末に角界出身の王者から強烈な張り手、ラリアット、ジャックハマーと矢継ぎ早に繰り出され、最後はDays Gone(ブレーンバスターの体勢からチョークスラムの形で落とす技)で3カウントを奪われた。

それでも試合後、7度目の防衛を果たしたジュンが「俺はこの全日本プロレスに入ってきた時に、プロレスの右の左も分からずに入ってきた。そんな時、一から俺に基本を教えたのは青柳優馬、あんただった。俺は恩返しがしたいとか、前のことを振り返るとか、そんなつもりは一切ない。だが俺が今、3冠チャンピオンとしてこのリングに立っているのは間違いなく青柳優馬、あんたのおかげだ。ありがとう」と青柳優に感謝すると松本のファンから拍手が起こった。

そしてジュンは双子の弟レイに向け「弟の斉藤レイは肩の手術で、しばらくこのリングに立つことができない。だから、俺がこのベルトを防衛し続けて、3冠チャンピオンとしてこのリングを守り続ける。あいつがいつか帰ってきて、また挑戦を受けられるようにな。だから、今は安心して肩を治すがいい。俺はずっとお前が帰ってくるのをリングで待ってるぜ」とメッセージを送った。

その後は甘党ジュンお待ちかねのスイーツタイム。この日はお菓子ではなく、リング上で松本産のスイカにかぶりつき「甘くておいしいなあ。みずみずしくてシャキシャキしてて俺、今、最高に夏を感じてる。みんなほしいか? 今日はこれを独り占めするぜ」と笑顔を見せていた。

〈この日の全王座戦成績〉

▼全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦(60分一本勝負)

大森北斗&羆嵐&○他花師(王者組) (10分39秒、パイナップルボンバー→片エビ固め) 越中詩郎&×黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾(挑戦者組)

※第11代王者組が3度目の防衛に成功

▼世界ジュニアヘビー級王座戦(60分一本勝負)

○青柳亮生(挑戦者) (20分54秒、ファイアーバードスプラッシュ→片エビ固め) ×吉岡世起(王者)

※第71代王者が3度目の防衛に失敗、青柳亮生が第72代王者となる

▼3冠ヘビー級王座戦(60分一本勝負)

○斉藤ジュン(王者) (21分57秒、Days Gone→片エビ固め) ×青柳優馬(挑戦者)

※第75代王者が7度目の防衛に成功