9月20日、さいたまスーパーアリーナで開催のUFC日本大会で、UFCデビューを果たす金原正徳(31)が14日、大会への思いを語った。17歳で総合格闘技を始め、09年8月には戦国フェザー級初代王座にも輝いた。しかし、格闘界のメジャーリーグといわれるUFCは遠かった。「去年いっぱいでUFCがダメだったらジムをやるというのが区切り」と、1度はあきらめ今年5月に東京・立川にリバーサルジム立川ALPHAを開いた。

 ところが、山本“KID”徳郁の欠場で、09年12月に山本を破った金原におはちが回ってきた。「夢がかなった」と金原。6月に左ひじを手術し今年は年末まで休養するつもりが、大きく予定が狂った。UFCとの契約は4試合。「自分を支えてくれた人たちのために1戦1戦、命をかけて戦う」。16日からは米国へ2週間のトレーニングに出かける。<UFCジャパン対戦カード>▽ヘビー級ロイ・ネルソン-マーク・ハント▽ライト級五味隆典-マイルズ・ジューリー▽ウエルター級アミール・サドラー-秋山成勲リチャード・ウォルシュ-国本起一佐藤豪則-イム・ヒョンギュ▽バンタム級アレックス・キャセレス-金原正徳カン・ギョンホ-田中路教▽フライ級ジョン・デロスレイエス-堀口恭司▽フェザー級サム・シシリア-菊野克紀▽女子バンタム級中井りん-ミーシャ・テイト