日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表。2場所連続5度目の優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)が同日午前10時から、東京・両国の井筒部屋で記者会見に臨んだ。
先場所に続き東の正位に就いた鶴竜は、その余韻について「もうないです。(春場所後の)場所休みで(余韻に浸るのは)終わり。春巡業が始まったら、新たな気持ちで(臨んだ)」とゼロからのスタートを心に刻んだ。
過去の苦い経験もある。過去3回の優勝翌場所は新横綱として臨んだ14年夏場所が9勝6敗、15年九州場所も9勝6敗、昨年初場所は途中休場(5勝6敗4休)という憂き目にあっている。その原因を「気持ちの部分で、どこかに甘さがあった。気持ちが高ぶり空回りしたこともあったけど、逆に緩みすぎて駄目になったこともある」と分析。そんな反省から「ブレずに1日1日、いつも通り集中すること。新たなチャレンジで目標を立ててやりたい」と語った。
節目の場所でもある。春場所で横綱を丸4年務め、夏場所は5年目を迎える。「(横綱に)上がってからは、ほとんどケガとの闘いで、苦しい時期が長かった。丸4年、よく(横綱を)務めたなと思う」と感慨にふける一方で、心機一転も強調。「でも、これからは、さらに進化して悔しい気持ちを、うれしい気持ちに変えたい。(年齢的にも)まだまだ全然、やれる。気持ちもしっかりしている。あとはケガと、うまく付き合ってやっていくことが大事」と前向きに話した。
満足感に浸る気はない。「1年を通して結果を残したいという最終的な目標がある」。昨年は18勝17敗55休と辛酸をなめた横綱が「角界の主役」となるべく、連続優勝に挑む。

