横浜かもめスポーツクラブ(SC)がコロナ禍を乗り越え、7月に本格始動した。関東団地少年サッカー連盟の堤文治会長(79)が率いるサッカーチーム。12日には北新横浜のあおばスカイフィールドでU-12、U-11クラスが東京のスポーカル六本木と活動再開後では初となる練習試合も行った。

U-12は相手の圧力に押し込まれる場面もあったが、梅雨の合間の晴天の中、センターバック三瓶魁士主将(横浜市立神大寺小6年)を中心に選手たちは自粛前のように元気なプレーを見せ、チームにも光が差し込んだ。

目標だった8月の「第47回関東団地少年サッカー大会」は中止された。小学6年生以下と4年生以下の部に分かれ、東京、神奈川、千葉の3都県から例年各20チーム程度が参加していた同大会は開催を望む声が多く、6月中旬まで実施を模索していたが、苦渋の決断となった。

堤会長は「都県をまたいで多くのチームが参加する点が大きかった」と選手の安全を重視した。同大会は来年8月の開催を予定している。同会長は「伝統ある大会をできるだけ元の状態でやりたい。埼玉、茨城にも声をかけたい」と話した。

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