Wリーグ12連覇に向かって突き進むENEOSサンフラワーズ。大黒柱の渡嘉敷来夢が大ケガで戦線離脱した中、存在感がさらに増しているのが岡本彩也花だ。

渡嘉敷が負傷したのが、昨年12月の皇后杯準々決勝。その準々決勝から決勝までの3試合で、岡本は合計試合時間120分のうち47秒しかベンチに下がらず、大会8連覇に大きく貢献した。その後のリーグ戦でも延長戦で45分フル出場するなど、大車輪の働きを見せている。

岡本は高校バスケットの名門、桜花学園高で渡嘉敷と同級生。そろってENEOSに入団し、コンビを組んで14年目となる。チーム最年長ということもあり、「また一からやり直さないといけないことがたくさんあるし、他のどのチームよりも努力しないといけない。だから、今まで渡嘉敷がやってくれていたチームメートに声をかける役目を、私が今まで以上にやるようにしています」とチームを引っ張る意識がより強くなっている。その裏にあるのは「誰が抜けてもみんながやることは変わらないし、勝たなきゃいけない」という、常勝チームの主力としての責任感だ。

チームはレギュラーシーズンを東地区首位で通過。渡嘉敷の思いも背負った岡本の奮闘は、今週末に始まるプレーオフでも存分に見られるだろう。

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