好守の内野手・淵脇優陽(ゆうひ=3年)が強豪・横浜旭峰ポニーの主将を務める。身長157センチとやや小柄だが、堅実な内野守備と勝負強いバッティングが魅力だ。横浜高(神奈川)-亜大-社会人野球・熊谷組-シダックスで活躍し、大学時代には大学ジャパンの主将を務めた経験を持つ齋藤一也監督(52)も「淵脇は状況判断に優れた選手。私の代わりになるような存在で、選手たちからの信頼も厚い」と淵脇のキャプテンシーに全幅の信頼を置いている。淵脇も「チーム全体への心配りを忘れないように心がけています」と主将としての心構えを話す。

インサイドワークに優れた捕手・牧野大輝(3年)が左腕エース・加藤翔(3年)を中心とした投手陣をリードする。牧野は「大きな声でチームを引っ張りたい。捕手としては失点ゼロ、すべての盗塁を刺すこと、打者としては1試合2本以上ヒットを打ちたい」と攻守において高い目標を掲げている。憧れのプロ野球選手はソフトバンク甲斐拓也だ。齋藤監督は「牧野はすごく練習熱心。身体の柔軟性が高まれば、もっといい捕手になれる」と牧野の成長にさらなる期待を寄せる。2人がチームを引っ張り、2度目の全日本選手権優勝を目指す。

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