伊豆大島にある伝統のゴルフコースを「都民・町民が楽しめるゴルフ場にしたい」と、東京・新宿のアメニティコーポレーション(工藤章社長)が復活を期して立ち上がった。大島ゴルフコースは1956年(昭31)オープン。全9ホールながらフェアウエーが広く、各ホールから三原山群の自然や大型船が見える雄大なオーシャンビューが楽しめる。

工藤氏は専修大OBでモントリオール五輪レスリングの銅メダリスト。大島に専修大セミナーハウスがあったことから、多くのOBから「ゴルフ場を残して欲しい」との声を聞いた工藤氏は「素晴らしいコースをつぶすわけにはいかない」と経営権を取得した。

伊豆大島は東京・港区の竹芝から東海汽船のジェット船で最短1時間45分と近く「東京都のグアム」とも呼ばれる。東京都ながら、光害のない満天の夜空など大自然が満喫できる。

運営する伊豆大島リゾートゴルフクラブ(工藤強社長)は「入場者はまだ少ないですが、コース整備を手伝う50人以上のボランティアゴルファーの来場が心強い」と感謝する。「クラブオノフや東海汽船の協力があり、8月1日プレオープンで楽しめる施設にしたい」とコース整備とイベント企画、カフェテリア新設を目指し施設造りに力を注ぐ。

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