川崎中央シニア(南関東支部・東ブロック) 「新チームの課題は絶対的エースの不在」と話す澤田健一監督。右の濱澤亮輔、左の石川峻を筆頭に、5人いる投手陣は全員、打たせて取るタイプのため、「必然的に内野手を強化していく必要がある」(同)。練習で力を入れているのは声かけや連係など、基本的なプレーの反復だ。攻撃面では浜崎伶央主将(中堅手)が1番打者として起点となり、3番橘佳吾(左翼手)、4番中村逢良(捕手)、5番藤原大輔(一塁手)のクリーンアップへとつなぐ。

「1年からも4人ほど上がってきているので、競争意識が出てくれればと期待しています。コロナ禍にあってやれることも限られている。3年生チームは公式戦でいずれも3、4回戦で敗退し、惜しいところで代表切符を取りそこねました。ただ、私は結果にあまりこだわってはいません。高校でいい野球ができるようにサポートするのが我々指導者の役割と認識しています」と同監督。

そのための取り組みも十数年来続いている。チームのOBによる野球教室「馬場塾」だ。「メンタル面から技術的なことまで、厳しく教え込まれます。受け入れ先の高校からも評価が高いんですよ」(同)。

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