埼玉・川越市の地域貢献を行う「小江戸川越 大地の園の会」(発智金一郎会長)主催の講演会が4月24日、川越プリンスホテルで行われた。講演は、杉崎一雄氏が、「川越の町 歴史に埋もれた人々」と題し、銀行や鉄道、電力事業に多くの功績を残し、第八十五銀行頭取や川越に鉄道誘致を行った初代川越市長ら川越ゆかりの偉人の「行動力と先見性」を解説した。

業務系システム開発やレンタルオフィスを経営する西澤堅氏は「旧川越織物市場が市の理解もあり保存出来ることとなった。後押しいただいた皆さんに感謝したい」とあいさつ。織物工場を営んだ西澤家の歴史と川越の製糸業についてユーモアを交え話した。

主催した大地の園の会は、川越市を中心に100人が活動する。2020年に発足し、21年に川越市提案型協働事業補助金を受けている。川越市が舞台になった、打木村治(うちき・むらじ)の文学作品「大地の園」(日本児童文芸家協会賞)を会名に使用する。困窮に負けず心豊かに成長する少年と母親の愛を描いた「大地の園」の普及活動や少年育成、美化運動を行っている。「今後もコンサート、演奏会などを企画して市民が楽しめるような場を提供したい」と川越市を盛り上げる。

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