2月に創部30周年を迎えた女子軟式野球クラブ・オールフラワーズ(埼玉)が5月22日、埼玉・草加市立栄小で30周年式典を行った。現役とOGの親善試合後に会場を移して、創設当初から現在までのスライドを流した。話と笑顔の途切れない1日だった。

オールフラワーズは、1992年に草加市の学童女子軟式野球チーム「草加フラワーズ」のOGを中心に結成。創部当時代表職を務めた田島安博さんは「大変うれしい。当初は2、3人でスタート。同市立栄中で週2回、ナイター練習でした」。藤本洋平初代監督(現代表)は「当時は無我夢中でした。選手集めに苦労しました」と振り返った。創部当初に所属した藤好(旧姓阿部)恵子さんは「監督の藤本さんに誘われて入部しました」、近(同田島)博美さんは「現役の練習をみて、こんなことをやっていたんですね」と振り返った。98年、2代目の加崎政秋監督が就任。直後の女子軟式野球春季関東大会で初優勝した。現在、13人が所属。練習は土日で、栄小グラウンドで行っている。

チームの最高成績は、全日本女子軟式野球大会での8強。加崎監督は「30周年を契機に、まずは8強以上。最終目標は優勝です」と抱負を語った。

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