日本ポニーベースボール協会はコロナ禍が落ち着きを見せたここ2年で、参加リーグ(チーム)数を増やしている。加入の理由は試合で選手を育て、リエントリー制の導入や、ケガの予防など選手ファーストの取り組みが評価されている。関東連盟の新加入の中から、独自性豊かなチームを紹介する。

【加盟2年目】

2年目の房州ポニーは関東連盟秋季大会で10月29日の準々決勝を突破して、4強入り。11月3日の準決勝に進出した。勝てば、同日の決勝進出ということになる。有村俊洋事務局長(48)は「1期生の2年生は先輩や後輩もいない、何も分からない状況で、戸惑いながら練習に励んできました。今は後輩ができ、結果も出始めました」と話す。練習は捕球や送球、走塁など基本を繰り返してきた。そんな中で、柱になる投手が何人か成長して、試合運びが安定してきた。有村氏は「野球に対する向き合い方の変化が、この1年で非常に見られました。勝負へのこだわりや、自分なりに考えて行動しており、チームとしても個人としても大きな成長が感じられます」と手応えをつかんでいる。