「第76回大田区民スポーツ大会(冬季)ボッチャ大会」(大田区主催、大田区ボッチャ協会主管)が2月25日、同区の大森スポーツセンターで開催された。午前に行われた初心者向け「フレンドリーリーグ」に16チーム、49人が参加。予選リーグでは、参加最高齢の104歳と最年少6歳の98歳差対決が行われた。

昨年夏からボッチャを楽しむ桂武さん(104)は刀田喜代子さん(102)、太田早紀子さん(101)、依田千枝子さん(90)と一緒に「チーム百寿越え」を結成して参加した。入居施設のツクイ・サンシャイン西馬込では、コロナ禍が収まり、止まっていた介護レクリエーションが日常的に復活した。生活相談員の伊澤直明係長の「外との交流を再開することでポジティブな気分にもなり、思い出作りにもなる」との提案に、家族の理解を得て参加を決断。桂さんは試合後「ボッチャは夢中になれて楽しい」。健康の秘訣(ひけつ)は「歩くこと」と笑顔で話した。

最年少参加の間宮貫太くん(6)はお父さんの瑛さん(36)と姉の芽衣子さん(9)と家族で参加。祖母の家にあったボッチャボールに興味を持ち、ボッチャを始めた。貫太くんは初勝利に「ボッチャ楽しい! また次も参加したい」と元気に語った。ボッチャはまさに高齢になっても障がいがあっても、大人でも子どもでも、みんなが一緒に参加し、楽しむことができる「ユニバーサルスポーツ」と言える。

フレンドリーリーグは決勝でHOPPO1がDBC梅を5-0で破り優勝した。午後に行われた中級、上級者向けトップリーグには8チーム、25人が参加。決勝でチームKが川崎ボッチャーレを6-4で下し優勝した。

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