AKB48島崎遥香(21)が、1巡目指名で3チーム競合となった樋渡結依(15)の交渉権を引き当てた。

 島崎が、またも「神の右手」で交渉権をつかみとった。NMB48山本彩(21)渡辺美優紀(21)に挟まれて、センターポジションで封筒を開けた。瞬間、「キャアアアア!」と絶叫。「交渉権獲得」と書かれた紙を高々と上げ、ピョンピョンと跳びはねた。マイクを向けようとする司会者を尻目に、ステージを降りて所属するチームAの席に走った。6人で肩を組んで、またジャンプした。

 2012年9月のじゃんけん大会で優勝。翌13年11月に行われた第1回ドラフト会議でも、2巡目で最多の5チームが競合した川本紗矢(16)を引き当てたゴッドハンド。チームメートから実績を買われて、抽選箱に向かった。「みんなからの圧力がすごかった。絶対無理だと思っていたけど、『今年も頑張るぞ』って思ったら引けたので、よかったです」。

 選ばれた樋渡結依は、実質NO・1人気の目玉候補だった。OGの前田敦子(23)、女優安達祐実(33)にも似た雰囲気を持ち、3月の3次審査以降、関係者たちも高く評価している。他チームのメンバーたちの間でも高順位での指名がささやかれていたが、AKB48グループで最も歴史あるチームAで、英才教育を受けることになった。

 現在、AKB48の最新曲「僕たちは戦わない」(5月20日発売)でセンターを務める島崎が、将来のセンター候補を引き入れた形だ。「未来への道を作り、AKB48の10周年、20周年を一緒に祝ってくれるメンバーを楽しみにしています」と話していたグループ総監督の高橋みなみ(24)も、「ありがとう、ぱる(島崎)!」と感謝。次期総監督で、チームAキャプテンの横山由依(22)も「ぱるるのくじ運はすごいですね。ビックリしました!」と喜んでいた。【横山慧】