AKB48の連続ドラマシリーズ「マジすか学園」の第4弾が、来年1月から日本テレビ系で放送されることが25日、分かった。10年の第1弾から12年の第3弾まではテレビ東京系で放送されており、時代劇以外で、現代ドラマのシリーズものでは初の“テレビ局移籍”となる。

 「マジすか学園」は、メンバーたちが、ケンカに明け暮れるヤンキー女子高校生を演じた学園ドラマ。第1弾では前田敦子(23)主演、敵役に大島優子(26)を据え、グループの人気に火をつけるきっかけとなったテレビ東京系の伝説的ドラマだ。その後は、翌11年に再び前田主演で第2弾を、12年には、当時新世代のエース候補だった島崎遥香(20)を主演に抜てきして第3弾が放送された。ファンからは、続編が熱望されていた。

 関係者は「たまたま、今クールのテレビ東京に放送枠がなかったから」と移籍の理由を話す。日テレは、AKB48の人気が爆発する前から冠番組を始めていたゆかりの深いテレビ局。AKB48だけでなくSKE48、NMB48、HKT48、乃木坂46と、全姉妹グループの冠番組をやってきた「最も48グループを知り尽くしたテレビ局」(関係者)。移籍先にふさわしかった。

 連ドラのシリーズものが他局に移籍した例は、1970年(昭45)に日テレからテレビ朝日へ移った「遠山の金さん」。TBSがオリジナルで、昨年にNHK

 BSプレミアムで再開した「大岡越前」と、時代劇では存在した。現代ドラマでは初で、「それほどまでにファンのニーズがあるということです」(関係者)。キャストの発表は1月2日。急ピッチで準備が進められている。