<フィッシング・ルポ>

 第4代アングラーズ・アイドルの晴山由梨(25)が17日から2カ月限定で、川崎「つり幸」の午後のライトタックル(LT)アジ釣りの乗合船に毎週火曜、仲乗りとして釣り修業することとなった。今年3月から数多くの釣り取材をこなしてきたが、すべてが単発になってしまって、じっくりと釣りと向き合うことができなかった。そこで、仲乗り修業をしながら、東京湾のアジ釣りを極めよう、という試みだ。17日の修業初日に密着した。

 現役アイドルが仲乗り修業をする。遊漁船史上初の快挙だ。今年3月の国際フィッシングショー(みなとみらい・パシフィコ横浜)で選ばれたアングラーズ・アイドルの晴山由梨ちゃん。川崎「つり幸」で今月17日から2カ月、毎週火曜午後便のLTアジで乗船する。ちなみに仲乗りとは、船長の助手役で、釣り客のお世話係だ。ガテン系の代表格。女性で務めるケースはかなり珍しい。

 初日の17日、アオイソメを仕分けして、コマセのイワシミンチを専用の洗面器に山盛りにして、ねじり鉢巻き姿ですっかり“海のオンナ”になっていた。港に戻ってからも船をデッキブラシでゴシゴシ磨いて「楽しいですぅ。もっと東京湾のことを知りたいですぅ」と笑顔を見せた。

 きっかけは、由梨ちゃんのひと言だった。

 「いつも取材でお世話になる仲乗りさんは、何であんなに釣りが上手なのかしら。私も仲乗りさんになったらうまくなるかなぁ」。

 そのつぶやきがつり幸の幸田一夫代表(64)の耳に届き「じゃ、やってみようか!」と今月3日に顔合わせをして2カ月間の「火曜午後のオンナ仲乗り」が誕生した。

 10日、まず実際にお客として乗船した。釣り客から釣り方を聞かれて「わかりませーん」とも言えない。由梨ちゃん、東京湾のアジ釣り2度目だったが、スジがいいのか、いきなりアジ30匹+イシモチ1匹+サバ11匹の大漁だった。

 教育係の山本誠一船長(41)は「手返しは早いし、サオを持つときのどっしりしたケツの位置も悪くない。準備や掃除はしてもらうけど、お客さんの横で一緒に釣ってもらう。そんな仲乗りがいてもいい」とにらみを利かせて由梨ちゃんの起用法を話した。

 17日の由梨ちゃんは、アジ30匹以上を釣り上げ、常連客からも「楽しく釣りをするところがいいよ。通っちゃうぜ」と大好評。由梨ちゃんも「いつも準備万端の乗合船の裏側を体験できて幸せです。みなさん、火曜午後のアジ船で一緒に釣りしましょ」とアピールしていた。【寺沢卓】

 ◆晴山由梨(はれやま・ゆり)1988年(昭63)5月11日、鳥取市生まれ。特技は卵の片手割り、着付けなど。趣味は映画鑑賞、スキューバダイビング。身長は160センチ。スリーサイズはB82-W62-H85センチ。

 ▼宿

 川崎「つり幸」【電話】044・266・3189。LTアジは午前便(午前6時50分~正午)、午後便(午後0時30分~同5時)。ともにエサ、氷、仕掛け1組付きで6000円。女性と子どもは半額。