W杯が見せた希望「違いは本当は個性」排外主義の急先鋒でもある米国で開催された意義

1988年の入社から40年近く、スポーツを取材してきた首藤正徳氏が執筆する、日刊スポーツの看板コラム「スポーツ百景」。サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会を舞台に、随時お届けしてきた「日刊スポーツ・プレミアム」バージョンの最終回です。

サッカー

26年W杯決勝 スペイン対アルゼンチン チームメートと共にトロフィーを掲げるスペイン代表ニコ・ウィリアムズ(ロイター)

26年W杯決勝 スペイン対アルゼンチン チームメートと共にトロフィーを掲げるスペイン代表ニコ・ウィリアムズ(ロイター)

浸透したルーツの多様化とボーダーレス化

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会決勝はスペインが延長戦の末に、アルゼンチンを1-0で下して2010年南アフリカ大会以来4大会ぶり2度目の優勝を決めた。

スペインの攻撃の要は19歳のスーパースター候補FWラミネ・ヤマル。本人はスペインで生まれ育ったが、父はモロッコ生まれで母は赤道ギニア出身。決勝点をアシストしたFWニコ・ウィリアムスの両親はガーナからの亡命者。他国にルーツを持つ選手や、移民によって支えられている現在のW杯を象徴していた。

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1965年、大分市生まれ。
88年入社。ボクシング、プロレス、夏冬五輪、テニス、F1、サッカー、K-1など幅広いスポーツを取材。アントニオ猪木、マイク・タイソン、有森裕子、高橋尚子、岡田武史、フィリップ・トルシエらを番記者として担当する。
五輪は92年アルベールビル冬季大会、96年アトランタ大会を現地取材。08年北京大会、12年ロンドン大会は統括デスク。21年東京大会は五輪・パラリンピック担当委員。サッカーは現場キャップとして98年W杯フランス大会、02年同日韓大会を取材。
23年1月に退社してフリーに。現在は日刊スポーツの契約ライターのほかNPO法人スポーツネットワークジャパン企画編集委員、東日本ボクシング協会の評議員などを務める