連覇を目指す上野愛咲美女流名人(24)が藤沢里菜女流本因坊(27)の挑戦権を受ける、囲碁の第37期女流名人戦博多・カマチ杯挑戦手合3番勝負第1局が14日午前10時から東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で始まった。黒番は藤沢、白番は上野。女流囲碁界を代表する2人によるこのタイトル戦での対決は、4年連続5回目となる。21年には藤沢が上野(22年は藤沢が仲邑菫=韓国棋院へ移籍=に連勝防衛)、23年は上野が藤沢の6連覇を阻み、24年には藤沢が奪取、25年は上野が逆に奪い返した。いずれも連勝で決着している。

藤沢は今期、7人による総当たり戦の挑戦者決定リーグで柳原咲輝二段、上野梨紗四段、謝依旻七段、加藤千笑四段、岩田紗絵加二段、木部夏生三段を下し、6連勝で挑戦権を獲得した。対する上野は今年に入り、女流棋聖戦で妹の上野梨紗女流棋聖に挑戦。41年ぶりの囲碁タイトル戦姉妹対決に連勝して、タイトルを奪取している。

1988年(昭63)に創設された女流名人戦は先月、今期限りでの休止が日本棋院から発表された。19年に休止したが、20年に新たなスポンサーの支援を受けて再開していた。今年2月には「会津中央病院杯・女流立葵杯」の終了も同院から発表されている。囲碁の女流タイトル戦は5つから、今後は挑戦手合制の女流本因坊戦、女流棋聖戦と、オール勝ち抜き戦で行う扇興杯の3つへと減る。

持ち時間は各3時間。途中45分間の昼食休憩を挟んで、14日夕方には決着の見込み。