京都府南丹市で行方不明になった市立園部小の安達結希(あだちゆき)さん(11)の遺体が遺棄された事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された父親の安達優季容疑者(37)が府警の任意段階の事情聴取で「首を絞めて殺した」との趣旨の供述をしたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。不明当日の朝、職場に「家でごたごたがあった」と欠勤の連絡をしたことも勤務先関係者への取材で判明した。

府警は、行方が分からなくなった3月23日の朝ごろまで結希さんの生存を確認できているとしており、この時点までに容疑者との間でトラブルが起きたとみて調べる。京都地裁は17日、10日間の勾留決定を出した。

複数の関係者によると、容疑者は京都の電気機器メーカー社員として京都府京丹波町の工場に勤務。行方不明4日前の19日は出張予定だったがノロウイルス感染を理由に欠勤したという。

府警によると、容疑者は車などで遺体を市内の数カ所に移動させて隠した疑いがある。16日までに実施した車の鑑識捜査で、体液など事件性の裏付けにつながる痕跡が見つからなかったことが捜査関係者への取材で判明。拭き取られるなどして隠滅されたとみて詳しく調べる。

府警は自宅の家宅捜索を16日までの2日間で終え、容疑者の衣類など30点余りを押収。17日、容疑者名義の車とドライブレコーダーを押収した。

容疑者は結希さんを車で園部小付近まで送り、3月23日午前8時ごろ降ろしたと説明。本人の通学用リュックや特徴が似ているスニーカーは、いずれも遺体とは別の場所で見つかった。逮捕容疑は、同日朝ごろから4月13日午後4時45分ごろまでの間、遺体を南丹市内に隠した後、発見現場となった同市園部町の山林に遺棄した疑い。(共同)