沖縄県名護市辺野古沖の船転覆事故で、研修旅行中の女子生徒が死亡した同志社国際高(京都府京田辺市)が、本年度の沖縄研修旅行の中止を決めたことが31日、分かった。30日夜に非公開で開かれた保護者説明会で学校側が説明した。同志社関係者や出席した保護者が明らかにした。
私立高を所管する京都府は4月、同校で再発防止策の策定が完了するまで、校外活動の自粛を求める通知を出している。出席した保護者によると、再発防止策を早急に進めることで早期の解除を目指し、別の訪問先で実施できないか検討しているとの説明があったという。
保護者の一人は「そんなにすぐ(安全管理の)体制はできないと思う。沖縄には行かない方が良い」と話した。
また学校側は、女子生徒の遺族から刑事告訴された教員について、2学期からは生徒に直接対応しない担当に配置転換する予定とも説明したという。同校は取材に「保護者説明会の内容などに関する質問にはお答えいたしかねる」とした。
事故は3月16日に発生。辺野古移設に反対する「ヘリ基地反対協議会」が運航する抗議船2隻が転覆し、同校生徒の武石知華さん(当時17)と金井創船長(71)が死亡。学校法人が設置した第三者委員会は7月、安全配慮義務違反や教員らの安全管理に対する意識の欠如を指摘した。(共同)

