福岡県が、県議の任意の集まりである議員連盟に対し、上限1200万円の補助金を毎年度、予算計上していたことが分かった。30年以上前から続き、国内外を視察する旅費などに使われたとみられる。議会事務局は、会費での運営が基本となる議連に、税金から公費を充てるのは適当ではないとして、本年度の支出を停止。補助金を廃止する方針を固めた。関係者が30日、明らかにした。
福岡県議会では、正副議長ポストに関する金銭授受疑惑に加え、県議の公式行事での高額な海外視察が批判されてきた。新たな問題が見つかったことで、福岡県政に対する信頼回復の道筋はさらに見通せなくなった。
関係者によると、福岡県議会には40程度の議連があり、うち十数の議連が補助金の対象だった。各議連は、年間の事業計画や収支予算書を議会事務局に提出して申請し、補助金を得る仕組み。各議連に交付要綱があり、旅費や交際費、消耗品費など幅広い用途に充てられていた。(共同)

