囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫初段(11)が本戦1回戦で姿を消した。16人の勝ち抜き戦で行う第5回扇興杯女流最強戦本戦1回戦、上野愛咲美女流本因坊(18)戦が13日、東京・市ケ谷「日本棋院」で行われた。

対局は午後5時1分、164手で上野の勝ち。仲邑は、昨年9月の女流棋聖戦で万波奈穂扇興杯に敗退して以来2回目の本戦入りを果たしたが、再度タイトル保持者の壁に阻まれた。今回勝てば、現役タイトルホルダーから挙げた最年少勝利、本戦ベスト8進出の最年少記録がかかっていたが、持ち越しとなった。