国際弁護士の清原博氏が21日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法賭博への関与を受けて解雇したと米メディアが一斉に報じたことについて言及した。

番組では、違法なスポーツ賭博で借金を抱えた水原氏が、ESPN電子版の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話したが、翌日には前言を撤回していることなどを紹介。清原氏は「仮に水原さんの賭け事が違法なものであった場合、その違法な賭け事を大谷選手が手助けするようなことがあれば、やはり水原さんの刑事責任と共に大谷選手も責任を問われる可能性がある」と指摘した。

その上で「具体的には大谷選手が水原さんが違法な賭博をしていることを知っていて、そこで作った借金の穴埋めのために、大谷選手が自分の銀行口座から胴元への送金を許可し、承諾した。こういう事実が出てきた時には、大谷選手が水原さんの違法賭博を手助けしたと考えられてしまって、大谷選手も責任を問われる可能性が出てくる」と話し「もし大谷選手自身がこの送金を了承していたとなれば、大谷選手から事情を聴きたいというふうに連邦の捜査機関は考えると思う」と述べた。

米ESPNによると、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された容疑があるという。さらに水原氏は前日の開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。

スポーツ賭博は米国の約40州で合法化されているが、カリフォルニア州では違法だという。