日本維新の会(維新)の吉村洋文代表が自民党との連立政権合意から一夜明けた21日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に冒頭、生出演した。
吉村代表は「維新から閣僚は出さず、首相指名選挙(21日開催)や法案に賛成する閣外協力」という形で、20日午後6時過ぎに自民党の高市早苗総裁と、物価高対策など12項目にわたる連立政権合意文書を交わした。
今回の文書の中には「無駄な支出を抑える」ことを狙いとした、米国のトランプ政権の政府効率化省にならった「政府効率化局(仮称)」もある。高市総裁が「入れてくれた」(吉村氏)という。高額補助金を総点検するのが狙いで、米国政府でも設置されている、いわば「日本版DOGE」となる。
MCの谷原章介が「ちなみに代表といいますか、日本版DOGEはどなたが担当する?」と直撃。吉村氏は「ま、それは~、あの、橋下(徹)さんにお願いしたい」と、党創設者である元大阪府知事の橋下徹氏の名前を出しておどけ、煙に巻いた。すぐに「それは冗談として置いておいて」と仕切り直し、「日本版DOGE、(米国のトランプ政権では)イーロン・マスク氏が最初やりましたけど、いろんな補助金が出てるとこあるから、歳出改革が必要だと思っている。積極的に投資すべきところは投資すべきだし。僕も(大阪府)知事、(大阪)市長としてやっているし、全部緊縮にするつもりはないです。でも、おかしな支出はやめようよ」と、バランスを重視しつつも締めるべきところは締める姿勢を明らかにした。
スペシャルキャスターで元衆院議員の杉村太蔵氏がこの話題に言及すると、「よく読まれてますね」と吉村氏が感心する一幕も。杉村氏は「吉村さん、ちょいちょい(杉村氏を)バカにしてますけど、一応(合意文書)読んできてますので」とツッコむ一幕もあった。
吉村氏が言及した橋下徹氏は、日本維新の会の創設者で大阪府知事、大阪市長を務めたが、大阪都構想の住民投票で過半数を取れず、2015年に政界から引退している。しかし、25年7月20日の参院選で自公が過半数割れした翌日の7月21日、ABCテレビ「NEWSおかえり」で、参院選後の政界再編にふれ「日本維新の会は自公と連立を組んでほしい」と発言。「維新には連立入りしたうえで、副首都構想を実現してほしい」と主張。「もし副首都構想を前進させたうえで(自公から)使い捨てにされても結構。政治家は使い捨てでいいんです。それよりも政策の実現を!」と吉村氏に決断を迫っていた。

