自民党で元政調会長、元文部科学相などを歴任した前衆院議員の下村博文氏が22日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。台湾有事をめぐる高市早苗首相の発言について、私見を述べた。

高市早苗首相は7日の国会で、「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した。これをうけ、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とSNSに投稿したことが問題化。さらに、中国の外務次官が日本の駐中国大使に、また日本の外務省が中国の駐日大使に、それぞれ抗議したなどと伝えられているなど、波紋が広がっている。また中国は日本への渡航自粛を呼びかけ、日本産の水産物の輸入手続きを停止するなど、高市発言への対抗措置とみられる動きを強めており、両国間の関係に緊張が広がっている。

こうした中、下村氏はXにショート動画を添付。その中で「中国が日本の水産物輸入を禁止するということを表明しました。また日中局長級会議で、中国の局長が両手をポケットに入れて、ふんぞり返っていた。中国国内ではそれが相当報道されて、中国人の溜飲が下がった。日本人から見たら頭にくるような話ですけど、いちいち惑わされることはないと思います」と話した。そして「水産物も中国に依存しないで、ほかの国に輸出することによってダメージを最小限にすることが、すでに日本の水産業でも始められています。そして高市総理の発言、これはもう正論ですから、撤回する必要もないし、そして世界の世論を味方にする…それこそが今、日本の戦略として問われていることだと思います」と続けた。

また文章でも「台湾有事に関する高市総理の発言を撤回する必要は全くありません」と記した。