木原稔官房長官は3日の記者会見で、宮内庁が、上皇さま(92)のご意向を踏まえ、将来の葬儀のあり方をめぐり、昭和天皇に比べて大幅に縮小する方向で検討していると報じられていることについて受け止めを問われ「上皇、上皇后両陛下のお気持ちについては、重く受け止めている」と述べた。
葬儀のあり方をめぐっては、一般の告別式に当たる「葬場殿の儀」について、皇居・宮殿で行う方向で調整が進んでいることが2日、一部で報じられた。上皇さまが、国民生活への影響を少なくしたいとの考えを持たれていることを受けたもので、1989年に国内外から約1万人が参列して営まれた昭和天皇の一連の葬儀の規模と比べて、大幅に縮小する方針で検討が進んでいるとされる。
木原氏は、こうした上皇さまの思いについて、政府としての受け止めを問われて、「平成25年(2013年)の11月に公表されました、御陵及び御喪儀のあり方に関する上皇、上皇后両陛下のお気持ちについては、重く受け止めているところであります。将来のご葬儀のあり方については、こちらも平成25年11月に宮内庁が示した、今後の御陵及び御喪儀のあり方に基づいて、宮内庁において必要な検討が進められていると承知している」と述べた。
その上で「政府としましては、上皇、上皇后両陛下のご健康が守られ、静かに穏やかにお過ごしになられる。そのことが何よりも重要だと考えているところです」と語った。

