「2018年度さいたま市民体育大会なぎなた競技会」が11月23日、さいたま市で開催された。演技競技と、試合競技を合わせ、延べ162人が技を競った。

なぎなたはもともと女性の護身術として普及したが、最近では競技として男性も増えている。最大の魅力は「年齢に関係なく、続けられること」(帆足光代大会委員長=83)だという。なぎなたの長さは215センチ。難しいのは最大の武器である長さのコントロールと下半身の安定した構えを常に保つことだ。

競技は形と実戦の打ち合いで行われる。打ち合いは防具を着けた相手に技を仕掛ける打ち返し戦と申し合いを行う個人・団体戦とがある。応援に来ていた茂木とし子県連盟参与(88)。「この張り詰めた雰囲気は最高、身も心も引き締まります」と背筋を伸ばした。

小学生の部の演技競技と試合競技に出場した小溝煌(きら)さん(小1)、伊東陽悠(ひゆう)さん(小2)は「うまくできなかったけど楽しかった」と笑顔で話した。