江東ラグビースクールは今年、独自の「江東スタイル」を打ち出した。それは3つの要素からなる。高学年担当の夏目賢ヘッドコーチが解説する。

「1に継続ラグビー、2に軽快ラグビー、そして3にハイプレッシャーラグビーです。勝ちだけにこだわらず、過程を大事にして頂点を目指そうということ。そこで、我々高学年チームはテーマを『スーパーエンジョイ&頂戦』としました。トップを目指す気持ちは忘れず、でもその前に楽しもう! ということですね」

5年生と6年生を合わせると約40人の精鋭。束ねるのは関上敬太主将(6年、FW)だ。選出の理由はやはり、江東スタイル。何よりもみんなに愛されるキャラであることが主将になるポイントだったという。

「彼は、みんなに『ついていきたい』と思わせるものを持っています。ラガーマンとしての資質も抜群。アタックもディフェンスもバランスよくできる選手なので、そういった意味でもチームを引っ張れる存在ですね。他の注目選手? 全員です」(同HC)。

チームは昨年、初めてヒーローズカップ出場を果たした。初戦で負けてしまったが、今年の目標も、もちろん、全国。頂点を目指して、まずは1勝を取りに行く。