毛呂山武州シニア(北関東支部・西部ブロック)は競泳・瀬戸大也の出身地として注目される毛呂山町の地元チーム。旧日高リトルシニアとして1981年に創部され、全国大会2回、関東大会14回の出場を誇る。筋野明監督は同チームのOBであり、19歳からコーチ入りして26年になる。

「私のモットーは『闘争心を持とう』です。相手チームよりも『勝ちたい』という気持ちを強く持とうということ」

既に新チームが始動しているが、3年生チームは中堅手で主将の種田太一がけん引してきた。1年間の安打数は100本以上。打率は実に5割を超える。

「ここまでの数字を残した選手は見たことがない。高校での活躍が楽しみです。そして、新チームは石井大翔主将(遊撃手)が率います。いまどき珍しいスイッチヒッターで、出塁率が高いし選球眼もいい。中学に入ってから左打ちをマスターした努力家です。投手陣は越前秋弥、五十嵐悠旗、鈴木大翔が3枚看板になりそうですよ」と、同監督は彼らの「闘争心」に期待を寄せる。