宇都宮シニア(北関東支部・北部ブロック)

「確乎不動(かっこふどう)」。今年、林一美監督が掲げた方針には「どんなことがあってもゆるぎない心を」という思いを込めた。

新チームは2年14人、1年19人。秋の関東大会出場は果たしたが1回戦で敗退。点差は1点だった。決定機での得点力不足を痛感し、「守りの充実はもちろんだが、来春には打撃のチームにしたい」と抱負を語る。

「打撃面で注目なのは、投手でもあり3番を打つ海老原康介。4番には長打力があり選球眼もいい一塁手の藤巻蓮が続き、5番打者には捕手で主将の坂本司が控えています」(同監督)。

投手陣には、3年生チームでも投げていた先の海老原に加え、左のエース岩崎結人がいる。岩崎は先の秋季大会でも全試合先発するほどの安定感の持ち主。経験豊富な投手陣と中軸打線が関東大会を足がかりとして全国大会出場を目指す。

また、同チームからはプロ野球選手を3人輩出。現在千葉ロッテのスカウトをしている柳沼強氏は、先のドラフトで1位の佐々木朗希選手の担当スカウトだ。同監督とは作新学院でチームメートだったという。