「チャレンジ・継続・感謝」。この3語をモットーに、東京日野シニア（西東京支部・多摩南ブロック）山田喜明監督はチームを率いる。「守って勝つチームを目指します。練習などもみな、ひたむきにやる選手が多いですよ」。堅い守りで秋季大会はベスト16に。その後の地方大会では西東京支部で3位に輝いた。

主将を務めるのは萩野颯人（三塁手）。「真面目で一生懸命にやるタイプ。長打も打てて足も速い。走攻守そろっています」（同監督）。同じく打撃の中心を担うのはエースナンバーをつける引田武蔵と捕手の松下知樹だ。「引田は5種類ほどある変化球のキレがよく、特にスライダーが得意。大事な試合は全部任せています。それも、松下のリードがあってのもの。投手の信頼も厚く、能力はかなり高いと思う」（同）。

監督がコーチに就いた8年前、チームは関東大会初出場を果たした。今年も、目指すところはそこになる。

「新チームは比較的よく仕上がっている。守りだけでなく、打撃面も鍛えて打ち勝てるようになりたい。冬を越えたら一段とたくましくなりますよ」（同）。