東練馬シニア(東東京支部・城北ブロック)は昨年の秋季大会は関東大会ベスト16。常に全国の上位をうかがうチームとしては、やや物足りない成績だった。

打てなかったことへの反省で、徳元敏監督は冬の課題を下半身強化に絞ったという。「階段や坂道での自荷重トレーニングに重きを置き、体を大きくしようと試みました」。そのかいあって、これまで柵越えできなかった選手がポンポンと越えるようになった。「仕上がりはかなりいいです。守備も打撃も昨年を超えています」と同監督。

とりわけ注目の選手はエースの針金侑良。190センチの長身で速球派。秋には制球に苦しんだが、投球法などを見直したところ、見違えるようによくなったという。「高校からも注目されています。かなり騒がれる逸材ですよ」(同)。投手陣には他に松田宗大、山田慎八、2年の宮本恭佑といったところもいて、層の厚さが自慢だ。「宮本は180センチくらいあって、元ヤクルトの宮本慎也氏の息子さんです。打撃力もあり、来年のエース候補ですね」(同)。森田楓雅主将のもと、夏はもちろん、全国制覇が目標だ。