目黒西シニア(東東京支部・城南ブロック)の監督を務めるのはチームOBの宮越俊樹氏。今年30歳になる若さが売りで、選手との距離感が近い。スタッフもみな若く、「選手とともに考え、一緒に寄り添って上達してゆく」(同監督)ことを念頭に置いている。アイパッドを用いた動画の解析など、柔軟な指導法も特色だ。

「3年生は2人。そのため、試合では捕手の下谷田京佑が主将になります。視野が広く状況判断やリードが優れている。練習時など、普段の主将は馬場結太郎の役目。下級生から慕われており、勝負強さが身上です。ここぞという時に結果を出してくれるので、彼が打席に立つとムードが一気に盛り上がりますよ」(同)。

注目選手は4番の山田遥斗(二塁手)と池田晄太郎(3番・遊撃手兼投手)。「山田は中長距離打者でチーム一の努力家。池田はスラッガータイプで走攻守に優れている。チームの顔的な存在ですね。エースの平岡和晃は120キロ超の速球派。決め球のスプリットが武器です」(同)。

学年を問わず努力した選手が試合に出られるように、が同監督の考え。「そこから競争意識が芽生えてくれれば」と期待を寄せる。