元大阪市長、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が9日、MBSテレビ情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分、関西ローカル)に生出演。国会議員のGW海外視察について「国会議員ふざけるな!」と一刀両断した。

「本当はなめとんのかぃ! と言いたいが、上品に(笑い)」

橋下氏はこう続けた。

自身も大阪府知事時代に税金を使って海外視察に行ったという橋下氏。重要な折衝などにより「海外に行くこと自体はいい」としつつも、現状、活動内容と費用について届け出義務がないことを問題視した。

国会議員が「政治献金ならば(税金ではないから)自由にさせてほしい」とする見解に対しては「それは違う」とピシャリ。献金は非課税であり「それは補助金をもらっているようなもの」とし、オープンにすべき、と熱く語った。

民間人では考えられないような国会議員の奔放とも言える金の使い方。それを明確化するために必要な施策として、橋下氏は「第三者の目とデジタル化」を挙げた。

議員側がきちんと領収書を提出し、それを税務署のような機関がきちんと精査することが大事だと説明。デジタル化については「米国では1週間以内に使ったお金がネットにどんどこ出てくる」と具体的な事例を挙げて、指摘していた。