アイルランドから参戦したチューズデー(A・オブライエン、父ガリレオ)が1番人気エミリーアップジョンを短頭差で破り、G1初制覇を果たした。16年の全姉マインディングとの姉妹制覇となった。鞍上はライアン・ムーアで勝ちタイムは2分37秒83。

スタートで脚を滑らせ、最後方になったエミリーアップジョンに対し、道中はインで脚をためたチューズデー。直線で馬場の真ん中を力強く伸び、大外から強襲したデットーリ騎乗のエミリーアップジョンとの追い比べを制した。管理するエイダン・オブライエン調教師は英オークス10勝目で、一昨年ラブ、昨年スノーフォールに続く3連覇。この勝利が英クラシック41勝目となり、19世紀にジョン・スコット調教師が記録した40勝を上回る新記録となった。

チューズデーは昨年6月にカラ競馬場でデビュー(2着)し、2歳時は1戦のみ。今年3月にネース競馬場の未勝利戦(1着)で復帰し、その後は英1000ギニーで3着、愛1000ギニーで2着の成績を残していた。オブライエン師はインタビューで「ライアン(ムーア)がものすごく冷静でした。2400メートルは合っているとは思ったけど、走ってみなければわかりませんでした。彼女はまだベイビーで、これまで4戦しかしていません。特別な馬で信じられない血統馬です。才能を見せてくれたし、まだ可能性を秘めています」とたたえた。チューズデーは19年の6月3日生まれで、バースデーVとなった。

この日のレース前には、スーツ姿のライアン・ムーア騎手が、エプソム競馬場内に立つレスター・ピゴット騎手(先週末に亡くなった英ダービー9勝を挙げる伝説の名手)の銅像に花束をささげている。