今週の日曜中京メインは菊花賞トライアルの神戸新聞杯(G2、芝2200メートル、25日、3着まで優先出走権)が行われる。

遅れてきた大物パラレルヴィジョン(牡、国枝)が無傷の3連勝に挑む。当初は昨年6月の東京で早期デビュー予定だった期待馬。軽度の骨折で初陣は今年4月の中山へ大きくずれ込んだが、既走馬相手に快勝し、6月の1勝クラスも3馬身差で制した。

国枝師も「センスがいい」とほれ込んでいる。火曜朝は坂路を上がって翌日の追い切りに備えた。「順調。前走と比べても落ち着きがあるし、この性格だから輸送も問題ないと思う。体形はステイヤーではないから、レース後のことはわからないけど、2200メートルの距離はいいよ」と自信を見せる。