来年デビュー予定の騎手課程39期生による第1回模擬レースが22日、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われた。教官2名を含めた8頭立てでダート1000メートルで施行され、女性騎手候補生の小林美駒(こばやし・みく=17)さんが好位から直線で抜け出し、2着に3馬身半差をつけて快勝した。

所属予定厩舎の鈴木伸師、兄弟子となる横山武騎手が見守る中での勝利に笑顔がはじけた。大粒の汗をぬぐいながら取材に応じた鞍上は「馬の力で勝つことができました。行きっぷりが良かったですが、3番手で我慢してくれて追ってからの反応も良かったです。こなせた課題、そうでなかった課題があったので1つ1つ改善していきたいと思います」とさらなるステップアップを誓った。その他の候補生は上位から2着石田拓郎君、5着小林勝太君、6着田口貫太君、7着佐藤翔馬君、8着河原田菜々さん(3、4着は教官)だった。

小林美駒さん所属予定厩舎の鈴木伸尋師 津村、(横山)武史に次いで弟子を取るのは3人目ですがやっぱり緊張しましたね。4角をしっかり回ったし、模擬レースでも勝つということはいいことですからね。良かったと思います。これからもけがなく頑張ってもらいたいです。

兄弟子にあたる横山武史騎手 コーナリングをきれいに回るという課題を出していましたが、想像以上にきれいに回れていました。けががつきものなので妹弟子だけでなく、何事もなく模擬レースを終えられたことが良かったと思います。僕の時よりも全然レベルが高かったです。ウカウカしていられないですね。