クリスマスイブの土曜中山では、中山大障害(J・G1、芝4100メートル、24日)が行われる。

「障害のゴールデンルーキー」小牧加矢太騎手(25)が、ケンホファヴァルト(牡9、森)でJ・G1初騎乗に挑む。馬術競技で活躍後、障害専門の免許でJRA騎手試験に合格。3月のデビューから早くも9勝を挙げる。20年中山大障害、21年中山グランドJとJ・G1・2着2回の実力馬は、2週連続で栗東坂路4ハロン50秒台の猛時計をたたき出している。

「これだけいい馬の依頼をいただいてうれしいです。状態はいいと思う。僕自身がこのコースは初めてなので、後はこの舞台で僕がどれだけ我慢できるか」。レース当日に26歳の誕生日を迎える若武者は、表情を引き締めた。