3月に新規開業した小栗実調教師(36)がJRA初勝利を挙げた。送り出したミツルハピネス(牝5)が好位追走から直線で鋭く抜け出し、5馬身差の快勝を飾った。

岐阜出身のトレーナーで、3月11日の初出走からのべ11頭目での初白星。同期開業4人の中では上原佑紀調教師(33)、西園翔太調教師(33)に続く3人目のJRA初勝利となった。

レース後は安堵(あんど)の表情で「今日はミ(3)ツ(2)ル(6)の日なんですよ」と笑顔。「無名の調教師に預けてくださっているオーナーに感謝を伝えたいです。両親や家族にも感謝をしていますし、いろんな方々のおかげ。この場をお借りして、お礼をお伝えしたいです。馬が無事に帰ってきたことが一番ですし、その中で勝つことができて良かったです。次の1勝に向けて、厩舎一丸で頑張ります」と、感謝を伝えた。