ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の最終日が27日、札幌競馬場で行われた。

初出場のJRA選抜・岩田望来騎手(23)が大激戦を逆転して初優勝を飾った。父康誠騎手(49)は前身のワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)を05年に制覇しており親子優勝は史上初。3位で迎えたこの日は3戦目で2着、最終戦で3着。4戦未勝利も1~3位は父の優勝時と同じく、それぞれ1点差の接戦を制した。

岩田望騎手は「親子優勝は知っていました。できれば父にも見せたかったですが、母が来てくれていましたし、親子で勝ててよかったです」と喜んだ。

3戦目終了時点で首位キング騎手に13点差、2位武豊騎手に5点差、3位ヴェロン騎手に1点差の4位。「とにかく着に来ないと優勝はない」と上位3人を意識した。最終4戦目に騎乗したウインルーア(牝5、青木)は最低14番人気。それでも直線は思い切って荒れた内ラチ沿いを突いて3着。最後の最後に頂点に立った。